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こんにちは、つくたろうです。
ダイパリメイクのおかげで、僕のポケモンモチベだけでなくブログモチベも高まっております。
そんなダイパリメイクですが、「ポケモンBDSPでは『ひかるおまもり』が孵化にしか効果を発揮しない」という情報を聞きつけました。
「ひかるおまもり(通称ひかおま)」とはポケモンBW2で登場したアイテムで、簡単に説明すると「色違いのポケモンが出現しやすくする」というものです。
全国図鑑(7世代以降はその地方の図鑑)を完成させると貰えるようになっています。
仕様などについては以下の記事↓で軽く(ほんとに軽く)説明しているので省略しますが、とりあえず光る確率を上げてくれるということで色厳選には必須のアイテムですね。
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そんなひかおまが「ダイパリメイクでは孵化にしか聞かない」という話を聞いたときは「うそだろ?」と思い一通り調べましたが、どうやら本当っぽい。
孵化にしか適用されないというのは、逆に考えると「野生ポケモンとの自然遭遇や伝説ポケモンの固定リセットでは効力がない」ということになります。
そんなことがあるんですね…。(参考までに、今までは孵化だけでなく野生ポケモンや伝説ポケモンにも適用されていました。)
でも、どうしてだろうか。
「今まで存在していたアイテムを今までとは異なる仕様で実装する」ことに何の理由もないというのは考えにくい。わざわざ変更したからにはそれなりの理由があると思うんですよね。
ただそんな仕様変更の理由なんて製作者さんサイドしか知りようがないですし、聞いたところで教えてくれるわけがないと思います。
それでも、「なぜなのかを自分なりに考えてみる」ことはできます。
ということで、僕なりに「ひかるおまもり」の仕様が変更になった理由を考えてみました。
没になったサムネです。↓
お蔵入りももったいないので供養しておきます。
そもそもなぜ実装したのか
さて、まずはじめに挙がるのは「仕様を変えるぐらいなら実装しなければ良かったのでは?」という疑問です。
今作はかなり原作に寄せられて作ってあるので、別に実装されていなかったところで「残念でもないし当然」ってなる人の方が多いんじゃないかなと思います。
ただ、そうは問屋がおろさない。
リメイクによって、シンオウ地方でひかるおまもりを使えることを期待している層が存在しているからですね。
twitter.comダイパ発送したみたいでAmazonが輸送中になってた!楽しみ…ひかおま手に入ったら色厳選もちろんするか、盾で厳選するかもです。
— कƒ ̵̲ ま๑わʓƖ ıᘗ⃒₹ƒ ̵̲˝ʓま (@shiNami2495) 2021年11月17日
対戦勢ほどではないとは思いますが、色違い集めがメインの層ってかなりの規模だと思いますし、新作でも色違いのポケモンをいっぱい捕まえたい!というプレーヤーは沢山いると思います。僕もその一人です。
そして特に、今回の新作は過去1と言っていいぐらい発売が待ち望まれていた「ダイパリメイク 」ですからね。
「あのシンオウ地方で、ひかおま込みの色違い厳選ができる!」と世界中の色違い好きなトレーナーが盛り上がっていたはずです。
BW2での登場以降定着しもはや当たり前の存在となっており、ほとんどのユーザーが「ひかるおまもりは毎回必ず有るもの」として扱っている現状そういった期待が生まれることは最早必至であり、さすがに開発者サイドもそれは分かっていると思います。
だから、原作に忠実なBDSPと言えど実装しないわけにはいかなかったのではないでしょうか。
また僕的には、色違いのポケモンが出る確率が原作当時の1/8192なのではなく現在の基準である1/4096なのも同じような理由だと思っています。
もう「色違いの出る確率=1/4096」が当たり前となっている現状で、いくら原作リスペクトといえど1/8192で実装するわけにはいかなかったんだと思います。
ならなぜ野生ポケモンに効かず、孵化だけに効くのか
先ほど僕の勝手な考察として「『ユーザーの期待に答えるために』BDSPにひかおまが実装されたのではないか」、と述べました。
さて、今度は「じゃあなんで実装しておいて野生のポケモンには効かないんだよ!」ということについて引き続き勝手に考察していきましょう。
僕はこれについて、「色違いに対して、原作当時の空気感を守るため」ではないかと思っています。
今回のダイパリメイクって、何度も言っていますが「原作を忠実にSwitchでリメイク」というコンセプトがうかがえますよね。
原作の「ダイヤモンド・パール」では、国際孵化とポケトレ以外に色違いの出る確率を上げる手段が無く、野生ポケモンと伝説ポケモンの色違い厳選には常に1/8192で挑むしかありませんでした。
原作に忠実な作品だからこそ、「『野生ポケモンの光る確率は基準値のまま』という『原作当時の色違いに対するレア感・存在感』を壊したくなかった」のではなかったのではないでしょうか。
実は「Full Odds(色違いの出る確率を上げない、もともとの確率のまま)こそ至高」という層の方は国内外問わず結構いて、ダイパが発売された当時も「ポケトレなんて邪道!」と否定的な声を上げていた人もいたぐらいです。
それぐらい「確率を上げずに挑む色厳選(Full Odds Shiny Hunting)」は根強い人気がある。
実際に「Full Odds Shiny Hunting」の盛んな海外ではこのことについて肯定的な声が少なくないので、この仕様は狙い通りだったのかもしれませんね。
さて、でもこれは結局「じゃあなんで孵化には効くんだよ」という疑問を解決していないですよね。
「原作再現したいならやっぱりひかおまを実装しなければ済むじゃないか」と。
しかし僕は、「この『孵化』こそがちょうど良い落としどころだった」とにらんでいます。
先ほど「原作では国際孵化とポケトレ以外に色違いの出る確率がなかった」と述べましたが、逆に考えると「原作当時から、国際孵化かポケトレを使えば色違いの出る確率を上げられた」んです。
そう、原作でも孵化による色厳選は「必ずしも"Full Odds"というわけではなかった」んです。
なら「ひかるおまもり」が孵化に作用することで確率が上がっても、「原作の色違いに対する空気感を壊した」ことにはならないのでは無いでしょうか。
前項で考察したように「ひかるおまもりを実装しない」という選択肢はない。
ただ、原作に寄せたいために「原作当時の"Full Odds"による色違いのレア感や存在感」は残したい。
それなら、「孵化にだけひかるおまもりを効かせる」ことで
・「ひかるおまもり」の存在を消さずに、
・「原作当時の色違いに対する空気感」を残す
ことが両立できるじゃないか!
という発想を経て、「ひかるおまもりが野生には効かず、孵化にだけ効く」という仕様が決定したのではないかなと考えています。
結論
さて、ここまで「なぜポケモンBDSPでは『ひかるおまもり』が孵化にしか効かないのか」ということについて好き勝手に考察してきました。
上記の考察をまとめると、
新作として「ひかるおまもり」を実装した上で「原作に寄せたリメイク作品」を作らなければならない中で、「原作当時の色違いに対するレア感や存在感」を残すためには、「孵化にのみ効く」という仕様が「ひかるおまもり」について「ちょうどいい落としどころ」だったのではないか、という結論に至ります。
「最新の色違い基準」かつ「原作のFull Odds感を提供」ということで、「忠実に、しかし全く同じものではいけない」というリメイクとしての意義も保たれていると思います。(まあ原作よりもバグだらけなんですけど)
ものづくりにおいて「希望の仕様をすべて衝突なく実装する」というのが理想ですが、時間も資金も限られている現実の開発現場ではそういうわけにはいかない。ものづくりは常に妥協の連続なんですよね。(バグに関しては妥協しすぎでしょうけど)
そんななか、今回の「ひかるおまもり」の仕様は正直賛否両論あるもののかなり良いバランスの取り方なのかなと個人的には思っています。
ただまあ「否」の声も大きいので「どうせ仕様変えるなら『オン/オフ切り替え』できるようにすれば良かったのでは?」という気もしなくもないですが・・・(笑)
おわりに
さて、今回の記事はこの辺で終わりにしたいと思います。
今回書いたのは僕の考察ですが、皆さんの意見もコメント欄などで書き込んでくださると嬉しいです!
とりあえず今後はダイパリメイクについて、僕はバグの動向を見守っていこうかなと思っています。
あとは幻のポケモンに関わる配布アイテムなんかが今後どうなっていくかも楽しみですね。
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これからもブログを書いていくのでよろしくお願いいたします!
ここまで読んでくれて、ありがとうございました!
2021/11/27 つくたろう
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