こんにちは。つくたろうです。
今回は、ubuntuというLinuxのOSで日本語入力ができなくなってしまった時の対処法について、パソコン初心者の方にもわかるように丁寧に解説したいと思います。
起こる問題
ubuntuというOSで「Mozc」を使って日本語入力している場合に、半角/全角キーを押しても全角のアルファベットが入力されるのみで、日本語入力ができなくなることがあります。
起動時に「変換エンジンプログラムの起動に失敗しました」と出た時には大体起こっています。
ちなみに、再起動しろと出てきますがたいていの場合再起動しても治りません。
しかもこの問題は少々厄介で、「端末に対して起こる」問題ではなく「アカウントに対して起こる」問題なので、例えば大学の端末室などでubuntuを使っている場合などに、 一度ログアウトして違う端末でログインし直したりしても同じことが起こるんですよね。
日本語が打ちたい時に打てないと「とても不便だなあ…」ってなりますよね。
筆者もたまに起こるので、そのたびに治しているんですが、いちいち調べるのもめんどくさいので対処法を備忘録としてわかりやすく記事にして残しておきたいと思います。
原因
そもそも原因はなんなのかというと、ubuntuのホームディレクトリ直下にある「.mozc」という隠しファイルの中にある、「.server.lock」と、「.session.ipc」という2つのファイルが悪さをしているようです。
対処法
2種類の対処法があるのでひとつずつ紹介していきます。
対処法その1「コマンドラインから治す」
コマンドラインに慣れている人はこっちの方が早いと思います。
①ターミナル(端末)を開く
自分のいつもどおりのやり方で端末を開いてください。
②コマンドラインで
rm .mozc/.server.lock
と入力
これで、まずひとつ目の邪魔をしていたファイル「.server.lock」を削除できました。
③コマンドラインで
rm .mozc/.session.ipc
と入力
先程に続いて、もうひとつの邪魔をしていたファイル「.session.ipc」も削除できました。
④pcを再起動する
これで、再起動後には先のエラーメッセージは出ず、無事に日本語が入力できるようになっているはずです。
対処法その2「隠しファイルを表示して直接削除する」
コマンドラインなどがよくわからない方は、こちらの方法を使いましょう。
①隠しファイルが見えるようにする
まず「ファイル」を開き、上部の「表示」タブから「隠しファイルを表示する」という項目を選び、クリックします。 または、「ファイル」を開いている状態で「Ctrl + h」を押します。
これで、隠しファイルが見えるようになりました。
②「.mozc」ファイルを開く
「ファイル」を開いたら最初に出てくる場所がホームディレクトリです。
このホームディレクトリ内にある「.mozc」というファイルを開きましょう。
③「.mozc」内の「.server.lock」と「.session.ipc」を削除
「.mozc」を開くとファイルがいくつかありますが、その中から「.server.lock」というファイルおよび「.session.ipc」というファイルを選んで削除します。
④pcを再起動する
これで、再起動後には先のエラーメッセージは出ず、無事に日本語が入力できるようになっているはずです。
おわりに
今回は、ubuntu(LInux)において日本語が打てなくなるという問題の解決策について書きました。
もし「上記の方法でも解決しない!」という方がいたら、コメント等で教えていただけると幸いです。
これからも幅広くライフハック情報などを発信していくので、よかったら読者登録をよろしくお願い致します!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
2019/10/23 つくたろう
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